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2008年11月5日水曜日

光が射した歴史に残る一夜。

ついに選挙の日。私の町は1週間前に、選挙日11月4日は休校と決めた。
息子はこの休みは釣りに行くと決めて、朝早く出かけるというので、私たちはロングアイランドにいた。
私のボーイフレンドは釣りの前にちゃんと投票に行った。
私は釣りにいかず、仕事を彼のところですることにした。
コンピューターをつけると、自動的にCNNのニュースのページが開く。

初のアフリカン、アメリカン大統領か?
初のオールディスト大統領か?
初の女性副大統領か?

待ちに待った日が来た。

投票結果は自分の家で見たいからと(彼の家にはTVはあるが、ケーブルに接続されてないので見れない) 私たちは急いで帰り、早速テレビをつけた。

ブッシュの時は最後の州に勝敗を預けたから、真夜中まで結論が出なかった。今回もそうなるかもしれないので、息子に明日になるかもよ,などと言っていたが、喜びの声はラッキーにも早く聞くことが出来た。開票中から道を挟んだ真向かいの家からは”オバマ”コールが聞こえ、初のアフリカン、アメリカン大統領のアナウンスを待っていた。
うちの息子と同じ学年の黒人の女の子の家族である。
彼らの家の前庭に”オバマ、バイデンを支持する”という看板が立ててあり、息子はうちにもあの看板が欲しいと言っていたが掲げずに、今日という日が来た。

オバマが当選を決めた。前の家のフィーバーはさらに甲高となった。
”あんたも参加してくればいいのに、知り合いなんやろ?”
と息子に言ったが、
”僕は変な奴と思われてるから”と行かなかったが、
私は参加したい気持ちだった。

アメリカに光が見えた。

私はもしオバマが負けたら、日本に帰るとかカナダに移住するとか言っていたが、これでアメリカに残る理由があるのだ。
62,450,831(彼に投票した数)のアメリカ人がオバマの当選演説を涙して聞いた。
彼が呼びかける言葉に
”Yes, we can!"
とエコーした。
黒人も白人も東洋人もヒスパニックもアメリカの将来を彼に託して、涙を流しながら、
”Yes, we can!"
と叫んだ。
アメリカがアメリカに戻った気がした。
インフレーションでみんながネガティブに移行している時だっただけに、
”Yes, we can!"
この言葉は重みのある言葉に聞こえた。

Congratulations!


オバマにはミリオンのガードマンがいるねぇ。ケネディの時のようにならなければいいけれど、、、、
と言ってしまって、自分の言葉にドキッとしたが、
オバマには最後まで彼の強い意志を貫いて欲しい。
彼にはカリスマがある。時に選ばれた人と言う何かがある。
少なくとも、自分が選んだアメリカという国を代表する人を支持したいと私は思う。
それが出来なかった8年間もそろそろ終わるのである。
長い長い悪夢のブッシュ政権の終わりを、この光で私は笑みを浮かべることが出来た。

アメリカに”未来”はまだある。
そう思わしてくれた、最高の感動の一夜である。

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