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2008年10月8日水曜日

大統領候補のタウンホール討論会。

一回目の討論会はほとんど最後の辺りで気がついてテレビをつけたが仕事をしながら聞いていたので、今回は見逃すまいとテレビの前で時間が来るのを待っていた。

マッケインさん,頼むから私たちに向かって”Dear my Friends”と呼ばないでください。
私はあなたの友達じゃない。
繰り返し繰り返し,”私には出来る”とおっしゃった。
この恐慌は100年ぶりと言われているが、私には経験があるといくらおっしゃっても、あなたがそこそこお歳を召していて身体の半分以上お棺に突っ込んでいらしても、100年前の事はご経験にないはず!
息子は
”マッケインは腕も上げられへん。見てみ、マイクの持ち方が自然やないやろ。”
そういえば,そんな感じもしたが、討論会の後,元気よく手を挙げたので息子の話しはガセネタということになる。
だが、マッケインの歩き方を見ていて思ったのだが、
”ふらついている”
ーーこの人、ミスチーフナイトに(ハロウィンの前夜に子供たちがいたずらで生卵をあちらこちらに投げつける。警察は大忙し。)卵を投げつけられたら、心臓発作で死んでしまうかもしれない。もし,死ぬなら選挙前であって欲しいなぁ。

オバマはそんなマッケインに、
”オバマは増税しようとしている”という攻撃に反論しようとして司会者から,”時間がないので次の話題に、、、”と発言を拒まれ、年金の質問に移ったにも限らず、中流階級の減税を力説して、年金の話に移ってうまく話しを短い時間の中でまとめたのは,さすが弁護士の実力あり。
オバマはこんな無駄使いをしたなどと、個人的な子供っぽいアタックをされても、素知らぬ顔で政策を述べ、マッケインが”オバマは分かっていない。全ては彼の経歴に示されている”と攻撃したときも、オバマは、”確かに僕にはあなたたちのやっている事が分からない”と反論。
”声を大にしてと”攻撃されたが、”熱が入っている”というだけで,声を大にしているとは思えなかった。8年もブッシュ政権で苦境に落とし込まれたアメリカに,声を大にしていいたいのはオバマだけではない。マッケインの40代の元気に立ち往生が出来ないジェラス?つまらない経験より、前向きなエネルギーをアメリカや世界は必要としているのはないか?
僕は祖母に育てられ、母はフードスタンプを与えられ,学費にも苦労しながら学び,まだアメリカにもアメリカンドリームは存在するという事、その期待を国民に与えるために大統領選に立つ事を決めたと最後をくくったが、そんな事を言ったという記事は私がちらっと読んだニュースには書かれていなかった。
どんな政策よりこの言葉の方が大切だと思う。
黒人の血を持つアメリカ人がアメリカに代表になるという事はあり得なかったと付け加えたかったろう。
当選してぐうたらな事をしたら、”黒人だから”と言われるのを彼は知っている。
初の黒人の大統領を汚名にしたくないだろう。
だから彼は出来るだけの努力するだろう。
選挙に勝つという事は至難がそこから始まるという事を彼は知っているだろう。
マッケインは裏工作人たちに槍でお尻を突つかれながら,勝つ事だけを目的にしている。
勝てばマッケインの指名は終わるのである。
リパブリカンは大統領のいない政治に慣れているのである。

基盤さえあれば経験は自分でして行くものである。
今のこの時勢を対処出来るかどうかは,経験だけではなく体力と努力である。
下手に過去を知らない方がうまくいく事もある。

討論会の後、20歳そこそこの子が10人ほど集まっていて(オハイオ州)、どちらに投票するかと聞くと、4人がマッケイン、2人がオバマ、後は未定という。マッケイン派になぜかと質問すると、”マッケインには経験があり、、、云々” 20歳の子の意見だけではなく、どうやら親が絡んでいる、彼らはそんな風に考えるように育ったんやと私は思い,,,途中でテレビを切った。

国民が直接質問できるはずの討論会だっていうのに参加者はかろうじて質問を読むだけで、自分の意見を述べない。
まだ放映中だというのにカメラをパチリ、パチリしている”選ばれた”という参加者。
この討論会を見た後、経験があるマッケインに投票すると言っている人たち。

全く,アメリカ人はどうなってしまったんだろう。

大統領候補の討論より、アメリカ国民の姿勢を見て、

あぁ,見いひんかったら良かったなぁ,

あぁ、アメリカの先はないなぁ

と後味の悪いものが残った。

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