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2010年2月7日日曜日

イントゥ・ザ・ワイルド

今年は心のゆとりを持って行こうと決めて以来、クリスマスプレゼントのテレビの前に座る時間を増やした。カウチに座ってルーレットのようにケープルの映画のジャンルをチェックして、興味のある映画に出くわしたら見るといった行き当たりばったりの賭けをしている。
私がルーレットでチャンネルを合したら、ウィリアム・ハートの顔。その後、エミール・ハーシュが映った。これですでに興味を持った。(私は勘で映画やレストランを探す性格なのです。的中率が非常に高い。)
ルーレットはビンゴ!

”イントゥ・ザ・ワイルド” ショーン・ペンの監督・脚本 エミール・ハーシュ主演
2008年の作品です。
エミール・ハーシュは”ロードズ・オブ・ドッグタウン” Lords of Dogtownでジェイ Jayを演じて以来、気にかけている男優である。その後は”ミルク”に出演。
これが縁でショーン・ペンと懇意になって、この映画の主人公に抜擢されたのだろうか?
映画はもう始まっていたが、5〜10分程だと思う。
息子がなんて映画?というので”イントゥ・ザ・ワイルド”というと、2、3年前に私の友達がもうすぐ公開される映画で”イントゥ・ザ・ワイルド”といのは実話に基づいていて、本は非常にいい出来なので映画も期待していると言ったらしい。それを覚えていて、自分も興味を持ってしばらく一緒に見ていた。
けれど、どうしても見逃したくないXゲームのスキーが映画が終わらないうちに始まってしまうので、私の部屋のテレビもつけた。行ったり来たりしながら、映画も見ていた。
私には有り難くない映画の見方なのだが、チャンネルを奪われるよりマシであった。

私達は本を読んでいないのでストーリーを知らなかった。
いつか彼は死ぬんじゃないかと私は思ったが、息子は死んだら本にならないとハッピーエンドを期待していた。
期待はずれの結末が次の日も次の日もこの映画のことを考える要因となった。
”あんな風に死んでしまうなんて”と息子が次の日に言った。
元気で両親の元に戻って、経験を本して出版したという筋書きであって欲しかったらしい。

彼がまだ生きていたら、彼は本に書かなかったかもしれない。
彼がまだ生きていたら、映画にはならなかったかもしれない。
そして誰も彼の話しを知らないかもしれない。
仮に彼が話しても誰も信じなかったかもしれない。

彼が書き続きたノートが完了したとき、神様は彼を連れて行ったのだ。
彼は彼が生きた証拠を残して死んだ。そしてそれをこうして映画にして私達に知らせたのだ。
まだ、生かされている私達にはまだやり残していることがあるからで、完了しなくてはいけない。まだ課題が残っているんだわ。
と息子に私の意見を述べた。

息子にはこの本を読んで欲しい。


私もかつて息子のような成長期にこのような本をたくさん読んだ。
映画などは暇があれば映画館に出かけた。3本立てで洋画をあさったものだ。
ビデオが主流になると一日中、いろんな映画を見ていた。学生だったからできたこと、親元に住んでいたからできたことが一杯あったなぁと思い出す。コンピューターもなかったから、マニュアルで楽しめることがたくさんあったんだろうなぁ。

息子はやはりコンピューターに時間を取られて本を読まない世代になってしまった。
映画は産まれた時からこんな私と暮らしているので、興味があるようで結構たくさん見ていて、映画の趣味も私と似通っている。14歳にしては上出来!

この映画のサウンドトラック、Eddie Vedderが作った。彼はアイ・アム・サムでビートルズのYou've Got To Hide Your Love Awayを歌っている。
息子はこの映画がきっかけでビートルズファンになった。
この映画の主人公の精神年齢は7歳、その娘も7歳、うちの息子もその時7歳で、サムが可哀想だと泣いたのである。ヒック、ヒックと泣いた息子を見たのはこのとき限りである。
私はビートルズのかなりのファンで、これをきっかけに息子にビートルズを聴かすことになった。この年のクリスマスプレゼントはこの映画のサウンドトラックでこのCDを車に入れていたので、スキーやアイスホッケーに行く長時間ドライブにはいつもこのCDを聞いていた。2、3年くらいは同じCDを聞き続けていたような気がする。
これもショーン・ペン主演、きっとここから彼らのコネクションは続いているんだろう。
しかも、Eddie Vedderは私達の好きな”ビッグ・フィッシュ”でも音楽を担当していた。
Eddie Vedderをしばらく聴いてみようと思う。

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