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2008年9月4日木曜日

雨にも負けず、

3週間も留守にした家に戻るのは、不安な気持ちにさせる。
地下に水が溜まっているんではないか? 
なぜかというと、、、、、、
近所の人の話しによると、7年前から地下の水の流れが変わって私たちの家の下を走っている。雪解け時期なると水位が上がって地下に水が流れるようになった。私がこの家を買ったのは8年前である。毎春、水害に悩まれた私は、5年前に大枚はたいて,フレンチドレインと呼ばれる工事をした。フレンチドレインとは地下の壁づたいに堀を作り、水を一カ所に流れるようにし、溜まった水はポンプで下水道に流されるという仕組みだ。これで悩みが無くなったと楽観して4年目。ある夜、映画 ”Tsunami"タイで起こった津波の災害を映画にしたもの。5時間半という長い映画を見ながら,なんて気の毒なことだと悲しい思いをしながら見終えた。あぁ、洗濯するのを忘れたなぁと思いながら寝てしまい、洗濯機のある地下に行かなかった。朝起きて早速、洗濯をしに地下に降りると、私の地下は水位30センチの水害だった。ポンプがつぶれていたのである。母の危篤で帰国の三日前に刷り上がった作品は地下に、母の死で40日間日本に滞在した私は作品を片付ける暇もなかった。見事にほとんどの作品は水に浸っていた。
こんなことがあっただけに、帰る日に何度も繰り返して報道される東京、八王子の大雨での水害のニュースを見ていた私はその夜、私の地下が1メートルの水に浸っている夢を見た。

10年前になるが、人生真っ暗闇だった時、ある占い師(NY/リトルイタリーエリアに住むフランク)に見てもらったことがある。彼は霊感とタロットで私を読んだ。彼が喋っているとき決して口槍を入れてはならない。という訳だから、彼には私のインフォメーションは全くなかったにもかかわらず、次々と私が訊きたいことを話してくれた。テープに取るのは構わないというので,テープに取って何度も聴いてその内容を理解しようとした。
彼はジョンレノンの占い師でもあったと知ったのは、彼が雑誌に載った時のこと。
彼の言うには私には水害の相、母の影があるとのこと。さらに、赤ワインが身体に合わないこと。赤ワインのことを言われた時は,背筋がぞーっとした。確かに私は呑んベェのくせに赤ワインを飲むと気分が悪くなのである。95%まで彼の言ったことは現実化した。たった一つのことが未解決だが、人生はまだ続くので期待してその時を待っている。

などなどの理由で、水害で家が無くなっているかもしれないとまで思った。

家のドライブウエイに車を入れると家は健在、ホッと、たが、
雨でずっぽりぬれた大きな段ボールが家の前に置いてあった。
一週間ほど前に、アメリカの留守番電話のメッセージで、”留守で荷物を引き取る人がいないみたいなのですが,電話を下さい”とのことだったが、アメリカの営業時間と私が日本で起きている時間とが合わず電話が出来なかった。

彼らは荷物を置き去りにすることを選んだらしい。但し,段ボールの表面をスコッチテープで覆って。

荷物の中身を確かめる前に、まず私は地下に走った。
水はなかった。Thanks、God!
段ボールを開けると私の新しい生地のグループが入っていた。ラッキーにも水はスコッチテープのお陰で生地に滲みていなかった。
生地がプリントされると、染工場から5ヤードずつの生地が自動的に送られてくるようになっている。
染工場とは韓国からで、会社側がコントロール出来なかったので、家の前に置き去りとなったらしい。

さすがは、“めでたいグループ”!雨にも負けずと私の日本のラッキーアイテムプリント、招き猫、鯛、団扇で商売繁盛とアメリカ側は意欲的である。

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