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2009年12月5日土曜日

タイムアウト式の躾。

タイムアウトとは、アメリカ人がする幼児期の子供の躾のこと。悪いことをしたら,しばらく椅子に座らせるとか,何かをやめさせて、悪いことをしたということを教える躾。子供が成長していく過程では、一週間とか,期間を決めて好きなものを取り上げる。外出禁止にする。など,親によって様々。
学校に入るとディテンション(detention)と呼ばれるもの。学校が終わってから30分ぐらい残される罰がある。これもタイムアウト式の延長線にある躾。
当然この方式で育てられた子供が親になるので,タイムアウト式の躾で子供を育てるのである。それが正しいと信じ込んで育った井の中の蛙のアメリカ人たちは、何事に対してもタイムアウト式に考えるようになってしまう。
アメリカはタイムアウト国と呼んでもいい。

どのアメリカ人も何か悪いことをしたら、彼が好きな物を取り上げなさいとタイムアウト式の躾を教えてくれた。けれど、私の息子には余りこれは効き目がない。

日本では今はどんな風に今は子供を躾ているんだろう?
私は押し入れや納屋に入れられたことを覚えている。自ら押し入れに籠ったこともある。
何かをしばらく取り上げられたリ,テレビをが見れなかったりしたのかもしれないが,余り覚えていない。取り上げられても困らなかったのかもしれない。

こちらは親によって違うが、子供の大事な物を取り上げることが躾であるが、子供の自由を取り上げて困るのは親たちだと思う。
物を取り上げられても,いずれは戻って来ることを知っているのだから、子供も楽観的に考えている。完全に捨てればもっと効果的だが,親も高いお金を出しているのでそう簡単に捨てられない。
コンピューターやビデオゲーム,特に携帯電話は親を楽にしているのも確かである。
それを取り上げる親も大変なのである。

アメリカはやる気のある者には優しいが,やる気のない者は皆切り捨てられていく。
人材を育てるというシステムが余りない。弟子入りして育てて行くという考えがないので、役に立たなければやめさせればいい、そう、お金を払っている場合は,クビ。
スポーツチームの場合は、ベンチにする。タイムアウトにする。ただ,そこで見ていなさいという処理になる。
ベンチに座っている子供の試合を見に行く親はたまったもんじゃない。
学校も割と簡単に落第させてしまう。ぎりぎりの線にいる場合は、親が掛け合うと状況は好転することもあるので,親次第というところもたまにはあるので諦めない方がいい。
子供を育てることのできないコーチや学校の先生が多いのはやはりタイムアウト式の躾で育ってきたせいではないかと思うことが度々ある。その時だけの処理で根本的な問題を解決しようとしないところがある。

アメリカ人は臭い物に蓋をするし、見て見ぬ振りをするし、嫉妬深いので、孤立しやすい。
だから、カウンセラーなどの職業が成り立つ。しかし,そのカウンセラーのプライベートが問題だらけということが多い。自分の子供すら育てられないのに子供の精神科医であるという話しは私が知っているだけで3件もある。

タイムアウト式で育てられている息子の友達が何度タイムアウトされても同じ誤ちを繰り返しているのを見ているだけに、私はタイムアウト制度に納得がいかない。

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